American Airlinesは2026年8月25日から、一部のハワイ線と米大陸横断線で、AAdvantageステータス会員向けの無料アップグレードを変更しました。対象便でMain Cabinを購入した場合、無料アップグレードの行き先は原則としてPremium Economyになる改悪です…
ただすべての路線でBusinessへの道が閉ざされたわけではありません。今回の変更は対象となる9路線の無料アップグレードに限られ、Premium Economyを購入した場合などは、引き続きBusinessへのアップグレード対象になります。
Main Cabinからは「まずプレエコ」が基本に
対象便でMain Cabinを購入するAAdvantageステータス会員にとって、今回の変更はBusinessへ一段で上がる無料アップグレードではなく、Premium Economyへのアップグレードが基本になるというものです。
| 項目 | 変更前 | 2026年8月25日以降 |
|---|---|---|
| Main Cabinからの無料アップグレード | 対象便で上位クラスへのアップグレード対象 | 対象9路線では原則Premium Economyへ |
| Businessへのアップグレード | 便・機材・空席状況により対象 | Premium Economy購入など公式の例外条件を満たす場合は対象 |
| 適用日 | — | 2026年8月25日 |
発券後にアップグレードが自動申請されるプロセス自体は変わりません。
ここで重要なのは、従来と同様アップグレードが確約されているわけではない点です。無料アップグレードに使われる座席数は便ごとに限られ、ステータスを持っていても空席がなければアップグレードされません。
対象は現在発表されている9路線
American Airlinesが公式に挙げている対象路線は次のとおりです。
- New York(JFK)―Los Angeles(LAX)
- New York(JFK)―San Francisco(SFO)
- Boston(BOS)―Los Angeles(LAX)
- Dallas-Fort Worth(DFW)―Honolulu(HNL)
- Dallas-Fort Worth(DFW)―Kona(KOA)
- Dallas-Fort Worth(DFW)―Maui(OGG)
- Phoenix(PHX)―Honolulu(HNL)
- Chicago(ORD)―Honolulu(HNL)
- Chicago(ORD)―Maui(OGG)
現時点では米国内の大陸横断線とハワイ線が対象です。ただしAmericanは、今後さらに対象便・路線を追加する可能性があると案内しています。
Businessへ上がる可能性が残るのは…
Americanの公式案内では、次のいずれかに当てはまる場合、引き続きBusinessへの無料アップグレード対象になります。
- Premium Economyの航空券を購入した
- 搭乗便にPremium Economyが設定されていない
- Main Cabin購入後、Instant UpgradeでPremium Economyへ上げた
また、Loyalty Point Rewardsなどで取得するSystemwide Upgradeは今回の変更とは別です。Systemwide Upgradeは、Main CabinまたはPremium Economyから次のクラスへ使える仕組みが引き続き案内されています。
無料のプレエコにも、長時間便なら価値がある
Premium Economyでは、Main Cabinより広い座席や足元スペースに加え、対象便では食事やアメニティも用意されます。無料アップグレードでも、座席だけが変わるわけではありません。
Americanの一部機材ではPremium Economyには中央席があり、希望する座席が空いていなければ中央席に割り当てられる可能性があると明記しています。Main Cabinの好みの座席から、自動アップグレードでPremium Economyの中央席へ移る可能性もある、ということは覚えておかなければなりません。
あと、一般の無料アップグレードは対象運賃やAAdvantage特典航空券にも適用されますが、2026年5月18日以降に購入したBasic Economyは対象外です。安い運賃を選んでからステータス特典で上げようと考えている方は、運賃条件を先に確認してください。
予約済みの場合は?
Americanは8月25日から、既存予約のアップグレードリクエストを順次Premium Economy向けに更新しており、反映には数日かかる場合があるとしています。対象路線を予約済みの方は、Americanのアプリまたはaa.comで旅程を開き、アップグレード表示を確認しましょう。
すでにBusinessへのアップグレードが確定している場合は、旅程を変更しない限り、そのアップグレードは維持されると公式に案内されています。逆に、便や日付を変更した場合の維持までは保証されていないため、変更前にステータスデスクへ確認するのが安全です。
ハワイ旅行と大陸横断では影響が分かれる
今回の対象には、JFK―LAX/SFO、BOS―LAXといった出張・国内旅行で利用されやすい大陸横断線と、DFW・PHX・ORDからハワイへ向かう路線が含まれます。米国在住の日本人にとっては、日本へ帰省しない際の国内旅行への影響が中心になります。
家族でハワイへ行くなら、Premium Economyへの無料アップグレードはうれしい一方、家族の座席を並べたいときは中央席を含む割り当てを確認したいところです。大陸横断の出張でBusinessのフルフラットを前提にしていた方には、Premium Economyでは同じ計画を立てられません。
まとめ:全面改悪ではないが、アップグレードに対する期待値は変わる
2026年8月25日以降、対象となるハワイ線・大陸横断線では、Main Cabinからの無料アップグレード先が原則Premium Economyになりました。Businessへの無料アップグレードが全面的になくなったわけではありませんが、Main CabinのままBusinessへ上がることを期待していた人には重要な変更です。
対象便や条件は今後変更・追加される可能性があります。予約前と出発前に、American AirlinesのAAdvantageプログラム更新ページと、ステータス会員向けアップグレード条件を確認してください。
※本記事の情報は2026年8月26日時点のものです。対象路線、アップグレード条件、座席の提供状況は変更される場合があります。