ハイアット×エア・カナダ提携がスタート|ワールド・オブ・ハイアットとエアロプランを連携するメリットは?

飛行機の翼と夕暮れの空。ハイアットとエア・カナダ エアロプランの提携イメージ

2026年7月15日、ホテルのワールド・オブ・ハイアット(World of Hyatt)と、エア・カナダのマイレージプログラムエアロプラン(Aeroplan)が、新しいロイヤルティ提携をスタートしました。両プログラムのアカウントを連携(リンク)することで、ステータスの相互チャレンジやポイントの相互交換など、いくつかの特典が使えるようになります。

アメリカ在住でハイアットに宿泊する機会が多い方、そしてクレジットカードのポイントをエアロプランに移して特典航空券を発券している方にとっては、知っておいて損のないニュースです。この記事では、今回の提携で「実際に使える部分」と「あまり得にならない部分」を、フラットに整理します。

まずは結論:一番の目玉は「ステータスチャレンジ」

今回の提携でもっとも実用的なのは、エアロプランのAeroplan 25Kステータス以上の会員がハイアットの上級ステータスを短期間で獲得できる「チャレンジ」です。ポイント交換のレートは正直あまり良くないので(後述)、狙うべきはこのステータス面だと考えておくと分かりやすいです。

エアロプラン会員 → ハイアットのステータスを取得

エアロプランの上級会員は、90日間のチャレンジでワールド・オブ・ハイアットの上級ステータスを一気に獲得できます。必要な宿泊数は次のとおりです。

  • 4泊 → ディスカバリスト(Discoverist)
  • 10泊 → エクスプローリスト(Explorist)
  • 20泊 → グローバリスト(Globalist)

ハイアット最上級のグローバリストはレイトチェックアウト(16時)、朝食無料、スイートアップグレードなどが付く人気ステータスで、これを90日20泊で狙えるのは大きな魅力です。

ハイアット会員 → エアロプランのステータス取得は「2026年後半」

逆方向、つまりワールド・オブ・ハイアットのエクスプローリスト/グローバリスト会員がエアロプランの上級ステータスに挑戦できる仕組みも用意されますが、こちらは2026年後半に開始予定とされています。具体的な条件は追って発表される見込みです。

プールのあるリゾートホテル。ワールド・オブ・ハイアットの宿泊イメージ

ポイントの相互交換:レートは「2:1」

ポイントは両方向に移せるようになりましたが、交換レートは2ポイント → 1ポイントです。半分になってしまうため、基本的には「わざわざ移すと損」と考えておくのが無難です。

  • ワールド・オブ・ハイアット → エアロプラン:2:1(最低5,000ポイントから、以降1,000ポイント単位)
  • エアロプラン → ワールド・オブ・ハイアット:2:1(アカウント連携済みの上級会員限定、最低500ポイントから、1日10万・1週間25万ポイントの上限あり)

アメリカ在住の方の場合、ハイアットはChaseやBiltのポイントから1:1で移せる相手なので、それらのカードを持ってる方はポイントをわざわざ半分にしてエアロプランへ移すメリットはほとんどありません。この機能はそれらカードを持っていない人が「端数を寄せ集めたいとき」の最終手段くらいに捉えておきましょう。

特典交換:航空券・無料宿泊との交換もできる

ポイントの使い道として、相互の特典交換も追加されました。

  • エアロプランのポイントでハイアットの無料宿泊:カテゴリー1〜4、または1〜7のフリーナイト・アワードと交換可能で、25,000エアロプランポイントから
  • ハイアットのポイントでエアロプランの航空券:30,000ポイント分のエアロプラン航空券特典証(フライト・リワード・サーティフィケート)と交換でき、エア・カナダおよび提携航空会社で利用できます。

そのほかの連携特典

アカウントを連携すると、細かい特典もいくつか付きます。

  • ハイアットに宿泊した際、ハイアットポイントの代わりに1滞在あたり500エアロプランポイントを獲得する選択も可能。
  • ワールド・オブ・ハイアットの上級会員は、連携後に年間20カナダドルのエア・カナダ航空券クレジットを受け取れます。
  • エアロプランのプレミアムカード保有者には、ハイアットのディスカバリスト資格や年間の宿泊実績クレジットなどが付与されます。

アメリカ在住者はどう使う?

今回の提携を実用面でまとめると、次のように考えると分かりやすいです。

おすすめできるのは、ステータスチャレンジ。 エアロプランの上級会員資格を持っているなら、90日20泊でハイアット・グローバリストを狙う価値は十分にあります。ハワイや西海岸などハイアット系列が多いエリアでよく泊まる方には特に相性が良いです。

あまりおすすめしないのは、ポイントの相互交換。 2:1でポイントが半分になるため、日常的に使うものではありません。アメリカ在住なら、ハイアットもエアロプランもそれぞれ主要カードのポイントから1:1で貯められるので、無理に両者を行き来させる必要はほぼないでしょう。

提携内容は2026年7月15日から順次スタートし、一部(ハイアット→エアロプランのステータスチャレンジなど)は2026年後半の開始予定です。まずは両プログラムのアカウントを連携しておき、自分の旅行スタイルに合う特典だけを選んで使うのが賢い付き合い方です。


最新情報はハイアットの公式発表をご確認ください。
公式リリース:Aeroplan and World of Hyatt Launch Partnership(Hyatt Newsroom)

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