キャッシュバックカードからポイントカードに移行する際、一番初めに悩むのはどのポイントを貯めるのが良いか、ということではないでしょうか?
ポイントの換算率を上げるためには、通常飛行機のマイルに交換するのが一番手軽だと言われています。前回の復習になりますが、例えば日本へ帰国するエコノミーのチケットが$2000だとして、それを70,000マイルでゲットできればほぼ3cの価値を1ポイントから得られることになります。これがビジネスクラスやファーストだと、7cや10cということもザラにあります。
そこでどのポイントを貯めるか考える際には、どの航空会社にポイントを移行したいか(することが多いか)をベースにまずは考えます。その観点からアメリカのポイ活マイスターはポイントを移行できるパートナーが多いChaseかAmexのポイントで始めることを推奨しています。
ChaseのUltimate Rewards Pointは下記のパートナーに1ポイント:1マイルで交換することができます。(2022年4月現在)
Airline Partners
- Airline Travel Partners
- Aer Lingus, AerClub
- Air Canada Aeroplan
- British Airways Executive Club
- Emirates Skywards®
- Flying Blue AIR FRANCE KLM
- Iberia Plus
- JetBlue TrueBlue
- Singapore Airlines KrisFlyer
- Southwest Airlines Rapid Rewards®
- United MileagePlus®
- Virgin Atlantic Flying Club
Hotel Partners
- Hotel Travel Partners
- IHG® Rewards Club
- Marriott Bonvoy®
- World of Hyatt®
対してAmexのMembership Rewardsポイントは下記のパートナーに交換できます。(2022年4月現在)
Airline Partners
- Aer Lingus AerClub
- Aeromexico Club Premier
- Air Canada Aeroplan
- Air France-KLM Flying Blue
- All Nippon Airways Mileage Club
- Avianca LifeMiles
- British Airways Executive Club
- Cathay Pacific Asia Miles
- Delta SkyMiles®
- Emirates Skywards
- Etihad Guest
- Hawaiian Airlines HawaiianMiles
- Iberia Plus
- JetBlue TrueBlue
- Qantas Frequent Flyer
- Singapore KrisFlyer
- Virgin Atlantic Flying Club
Hotel Partners
- Choice Privileges
- Hilton Honors
- Marriott Bonvoy®
ここで一つ注意したいのは、希望の航空会社が仮に載っていなかったとしても、アライアンス経由でチケットを取ることも可能ということです。例えばANAのマイルをChaseから交換することはできませんが、同じスターアライアンスパートナーであるユナイテッドのマイルには返還することができます。ANAとUAはコードシェア便を多数運行しているので、UAのマイレージを使ってANAのフライトを取るということは可能です。この場合、もう一つのメリットとしてはUAはマイレージで獲得した航空券に燃料チャージ(fuel surcharge)を追加しないので、マイル以外に必要ば費用は空港税などの税金だけになります。対してANAではマイルで取った飛行機でも燃料チャージがかかるので、通常北米から日本へのマイルチケットでも2-3万円は出費が発生します。逆にデメリットとしては、ANAで取る場合の方がマイル数が少ない、マイルの席が取りやすい、などが挙げられます。
アライアンスやマイル数のことはまだまだ奥が深いのでここでは割愛しますが、とりあえずポイ活初心者にオススメはAmexかChaseのどちらかで、その二つで悩むとなると5/24縛り(用語集参照)があるChaseから始めるのが無難だと思います。