クレジットカードの審査に落ちた場合

悲しいクマ

新しいカードの入会手続きをしたのに審査が通らなかったことはありますか?

ポイ活を始めようと色々リサーチして入会ボーナスをあてに満を持して申請したのに、延々と審査に通った連絡が来なかったり審査に落とされたら悲しいですよね。でもそこですぐ諦めるのではなく、なぜそういう結果になったのか考えてみれば再審査で通る可能性があります。

カードの審査でポイントになるのは主に以下の3つ理由が挙げられます。

  1. クレジットスコア
  2. 収入(クレジットリミット)
  3. 5/24

まずクレジットスコアですが、申請する前にある程度自分のクレジットスコアをcreditkarma.comなどで把握しておくことはポイ活においての基本です。日本の実績は考慮されないので、もし渡米直後でクレジットスコアがない状態だとほぼ100%審査で落とされます。その場合ANAカードなど日系企業が絡んでるカードだと例外的に通る場合があるので、まずはそれに入って実績を作るか、他の手段としてMacy’sなどのデパートカードは緩い場合は通ります。他にも銀行が発行するSecured Card(事前にお金を振り込んでおくプリペイドのクレジットカード)などをゲットするなど、まずはスコアレポートを取れる状態にしないといけません。

スコア自体は720以上あればほぼ問題ないです。逆にそれ以上あれば数字の浮き沈みを気にすることはなく、それでも審査に通らなかった場合は原因が他にあると考えて良いと思います。

収入についてはカード審査時に必ず聞かれますが、2Pモードをやる場合などに給料をもらっていない配偶者が収入を低く記入すると落とされる可能性はかなり高くなります。カード会社は収入に基づいて返済能力を審査するため、この場合は家庭内の合算収入を記入してokです。

また記載した収入によってクレジットリミット(融資枠)が設定されるので、同じ銀行が発行しているカードを他に持っていた場合には、既存のカードに設定された限度額の合算値がクレジットリミットに対してどれぐらい余裕があるかもポイントとなります。例えば収入に対してのクレジットリミットが$10,000と算定されたとして、既に2枚のカードで$5000ずつ限度額が設定されていると、新たなカードを申請しても通りません。しかし事前に既存のカード限度額を下げておいて新しいカード用に枠を作っておけば、審査が通る可能性がグッと上がります。このカード限度枠を一つのカードから別のカードへ移したりして調整することをcredit reshufflingと言います。

ほとんどのカード発行会社がRecon Line(reconsideration line)という再審査用の電話番号を持ってるので(ググればすぐに見つかります)、最初に落とされた時やなかなか審査可否が来ない場合には、ここに電話して限度額の調整をした上で再審査して貰えば良いと思います。私もChaseのカードは作りすぎて限度額パツパツなので、毎回審査落とされるためすぐに電話してcredit reshufflingして再審査申請してます。(ちなみにChaseでは最近オンラインでこの調整ができるようになったらしいので、recon lineかける手間が省けたという報告もあります。)

最後にもしクレジットスコアが720以上でクレジットリミットにも余裕があるのに落とされた場合には、Chaseの5/24ルールに接触している可能性が高いです。新たに申請したカードがChase発行という前提ですが、Chaseでは過去2年間にカードの種類を問わず(つまりAmexなど他行発行カードも含む)5枚以上新しいカードを作っていたら新規カードは作れないことになっています。いくらスコアが良くて融資枠に余裕があっても、このルールは回避することはほぼできないと2022年4月現在では言われています。唯一回避できる方法は、5枚のカードの中にauthorized userのものが含まれていた場合です。authorized userのカードはcredit reportに掲載されますが、5/24の対象ではないのでその旨をrecon lineで説明すれば再審査で通る可能性は高いです。別の方法として、新規申請する前にauthorized userから外しておくというやり方もあります。この場合クレジットレポートが更新されて5/24じゃなくなったのを確認してから申請するようにしましょう。

Chase 5/24ルールはポイ活において戦略的に考えておかないと、せっかく良い入会ボーナスが出たのに恩恵を受けることができないということになってしまいます。AmexやCitiには今の所このようなルールは存在しないので、まずはChase発行のカードで欲しいものを全部ゲットしてから、他行のカードに手を伸ばすというのが常套手段と言われています。また、ビジネスカードは5/24対象になりますがクレジットレポートには載らないので(審査には関係あるけど、記録には残らない)、ビジネスカードと個人カード両方狙っている場合には先にビジネスカードをゲットする方が得策です。